妹の夢を見ました
ちなみにそのようなメルヘンなものは、実在しません。
不治の病がここまでとは……。
30を前にし、2人の子供がいる身で、
俺はなんつー夢を見てるんだ。
いや、別の意味でドリーマーだけど。
ところで夢というのは不思議なものでして、
実在しない人物の顔というのは、僕の夢では認識できても
実際にはありません。
どういう意味かというと、概念としてのみ存在するわけです。
今回の例でいくと、妹の顔は実際はないのですが、
感覚としては認識できていると。
要するに「多分、こんな顔なのだろう」という推測している
だけなんですね。
理想を投影しているともいえますから、下手にビジュアルが
あるより、「夢があります」ね。文字通り。
夢は視覚によるものではないので、そういう認識も成立する
のです。他の人の夢はどうだか知りませんが。
タイトルになっているのは、かのあだち充大先生による
妹もののさきがけといえるマンガです。
血の繋がらない妹と2人で暮らす主人公が、うっかり風呂場で
妹のシャワーシーンに遭遇してしまっても、
「いやん、お兄ちゃんのエロス人!」
で済まされてしまうという、
誰もが皆行きたがるが、はるかな世界のお話ですけどね
ああ、そういえばいた。血の繋がらない妹が!
奥さんの妹だけどね……
ちなみにそのようなメルヘンなものは、実在しません。
不治の病がここまでとは……。
30を前にし、2人の子供がいる身で、
俺はなんつー夢を見てるんだ。
いや、別の意味でドリーマーだけど。
ところで夢というのは不思議なものでして、
実在しない人物の顔というのは、僕の夢では認識できても
実際にはありません。
どういう意味かというと、概念としてのみ存在するわけです。
今回の例でいくと、妹の顔は実際はないのですが、
感覚としては認識できていると。
要するに「多分、こんな顔なのだろう」という推測している
だけなんですね。
理想を投影しているともいえますから、下手にビジュアルが
あるより、「夢があります」ね。文字通り。
夢は視覚によるものではないので、そういう認識も成立する
のです。他の人の夢はどうだか知りませんが。
タイトルになっているのは、かのあだち充大先生による
妹もののさきがけといえるマンガです。
血の繋がらない妹と2人で暮らす主人公が、うっかり風呂場で
妹のシャワーシーンに遭遇してしまっても、
「いやん、お兄ちゃんのエロス人!」
で済まされてしまうという、
誰もが皆行きたがるが、はるかな世界のお話ですけどね
ああ、そういえばいた。血の繋がらない妹が!
奥さんの妹だけどね……
せめて、週記にしようと思っているんですけど、
特に書くことがありません。
会社と家をただ往復する毎日……。
そういや、夢を見ました。
?出張先に行って、大切なものを忘れていた
?CADの資格の試験で僅差で不合格
?次男が長男よりも先にしゃべりだす
というのが、一連の流れになっていました。
現在の懸念がすべて具現化しているという、
まことに素敵な夢です。
夢までネガティブって、ほんま勘弁して欲しいっすわ。
こっちで友達欲しいです。愚痴を聞いてくれるような感じの。
で、日記のタイトルになっている本に関してですが、
米澤穂信という作家さんの小説で、処女作でもあります。
米澤穂信さんは殺人ではなく、ちょっとした謎かけを
テーマにしたミステリーを書いてらっしゃる方で、
「滅茶苦茶面白い」というわけではありません。
ただ、ほとんどの作品では殺人とか起きず、登場キャラクターも
高校生が多いので、殺伐としておらず、ほのぼのとミステリーが
楽しめて、良い感じなのです。
お勧めは『さよなら妖精』。
『氷菓』を皮切りにした古典部シリーズも良いです。
さて、今回の日記のタイトルが『氷菓』になっているのは、
僕の今の気分にピッタリだから。
本を読んでなくても、タイトルから意味はわかるように
なっています。
難易度としてはIQサプリ並でしょうか。
この本の肝でもあるので、ある意味ネタバレですがね。
特に書くことがありません。
会社と家をただ往復する毎日……。
そういや、夢を見ました。
?出張先に行って、大切なものを忘れていた
?CADの資格の試験で僅差で不合格
?次男が長男よりも先にしゃべりだす
というのが、一連の流れになっていました。
現在の懸念がすべて具現化しているという、
まことに素敵な夢です。
夢までネガティブって、ほんま勘弁して欲しいっすわ。
こっちで友達欲しいです。愚痴を聞いてくれるような感じの。
で、日記のタイトルになっている本に関してですが、
米澤穂信という作家さんの小説で、処女作でもあります。
米澤穂信さんは殺人ではなく、ちょっとした謎かけを
テーマにしたミステリーを書いてらっしゃる方で、
「滅茶苦茶面白い」というわけではありません。
ただ、ほとんどの作品では殺人とか起きず、登場キャラクターも
高校生が多いので、殺伐としておらず、ほのぼのとミステリーが
楽しめて、良い感じなのです。
お勧めは『さよなら妖精』。
『氷菓』を皮切りにした古典部シリーズも良いです。
さて、今回の日記のタイトルが『氷菓』になっているのは、
僕の今の気分にピッタリだから。
本を読んでなくても、タイトルから意味はわかるように
なっています。
難易度としてはIQサプリ並でしょうか。
この本の肝でもあるので、ある意味ネタバレですがね。
もちろん、就職先は決まっておりません。
会社を辞めるとき、さまざまな人に
「大丈夫?」
と聞かれて、
「何とかなるでしょう」
と答えたものですが、全然何ともなっておりません。
それはともかく最近は奥さんと一緒に、毛嫌いしていたドラマを見ていたりします。
お気に入りは『ドラゴン桜』。
見ていると、受験をやり直したくなってきます。
物語の現実性はともかくとして、学校でああいう受験向けの教育をやってくれるのはいいなぁ、と思いました。
多くの受験生は学校と受験用の、ふたつの勉強をしなければなりません。
学校の勉強が役に立たないわけではありませんが、中間や期末テストで落第しないための勉強みたいなもので、受験対策としては、あんまり意味は感じられませんでした。一夜づけの勉強している人も多かったし。
あと、受験にまったく関係ない科目もあるしね。
それに比べて、『ドラゴン桜』では学校で受験用の勉強をしてくれるため無駄がないと考えたわけです。
まあ、僕は付属だけど他大の進学にも力を入れていた中途半端な高校に通っていたので、そう感じるだけかもしれませんが。
いわゆる進学校と呼ばれる高校では、学校の勉強だけで受験に合格できたのかな?
ひょっとしたら、高校に行かずに予備校に通って、大検受けて受験したほうが効率がいいのかもしれない。
浪人生はそういう生活を送っていますが、もう一年同じ勉強をするのかと思えば、モチベーションが落ちるでしょう。
まあ何が言いたいかというと、
もっと真面目に勉強していれば、現在の苦労はなかったかもなぁ、
とぼやきたいわけで。
会社を辞めるとき、さまざまな人に
「大丈夫?」
と聞かれて、
「何とかなるでしょう」
と答えたものですが、全然何ともなっておりません。
それはともかく最近は奥さんと一緒に、毛嫌いしていたドラマを見ていたりします。
お気に入りは『ドラゴン桜』。
見ていると、受験をやり直したくなってきます。
物語の現実性はともかくとして、学校でああいう受験向けの教育をやってくれるのはいいなぁ、と思いました。
多くの受験生は学校と受験用の、ふたつの勉強をしなければなりません。
学校の勉強が役に立たないわけではありませんが、中間や期末テストで落第しないための勉強みたいなもので、受験対策としては、あんまり意味は感じられませんでした。一夜づけの勉強している人も多かったし。
あと、受験にまったく関係ない科目もあるしね。
それに比べて、『ドラゴン桜』では学校で受験用の勉強をしてくれるため無駄がないと考えたわけです。
まあ、僕は付属だけど他大の進学にも力を入れていた中途半端な高校に通っていたので、そう感じるだけかもしれませんが。
いわゆる進学校と呼ばれる高校では、学校の勉強だけで受験に合格できたのかな?
ひょっとしたら、高校に行かずに予備校に通って、大検受けて受験したほうが効率がいいのかもしれない。
浪人生はそういう生活を送っていますが、もう一年同じ勉強をするのかと思えば、モチベーションが落ちるでしょう。
まあ何が言いたいかというと、
もっと真面目に勉強していれば、現在の苦労はなかったかもなぁ、
とぼやきたいわけで。
最初に断っておきますが、僕はこの作品を読んだことがありません。で、何で話題にするのかというと、この作品が大好きな知り合いのライターさんがいるからです。
Tさんという方なのですが、
元格闘家で、今は声優兼ライター、ついでに山ごもりのインストラクターもやっている、というわけのわからない人物です。
Tさんは学生時代に空手バカ一代の影響を受け、
「格闘家は山ごもりをしなければならない!」
と考え、本当に山にこもったそうです。
しかし、ここで問題が……
実はTさん自身は
空手家ではなく、サブミッション系(組み技主体)の人、
山にこもっても、することがありません。
仕方なく腹筋や腕立て伏せをやっていたそうですが、
食料を持ってこなかったので、お腹がへって仕方がない。
結局、食料探しに明け暮れることになってしまたそうです。
で、あるとき、罠を仕掛けてウサギを獲ったのですが、
どうやって調理をしていいのかが、わからない。
とりあえず、首を切ってみたところ、
血が噴き出してスプラッタ。
絶叫をあげて、ウサギの生首を放り出し、
翌日山を降りてしまったそうです。
しかし、懲りないTさんは、
その後も何度も山にこもったそうです。
Tさん曰く、
「山にいるとですねぇ、本当に誰とも会わないから、
頭が変になるんですよ。
で、思わず奇声を発してしまって、
山の近所の人から通報がいって、何度か警察のご厄介になりました』
とのこと。
また、Tさんは山ごもりだけでなく、
道場破りも敢行なさったそうです。
空手バカ一代のモデルとなった大山倍達の本を読み、
「道場破りをするときは、窓を開けておけば、いつでも逃げられる」
という教えを実践しようとしたそうです。
で、道場破りをしにいった先が大山倍達の開いた極真空手。
意味がわかりません。
「今日は良い天気ですねぇ」
と言って、ガラリと窓を開けたのはいいのですが、
「ほこりが入るから」
と窓を閉められてしまいました。
おかげで、逃走する際に窓を突き破ることになり、
その破片で全身血まみれになったそうです。
またあるときは、
「道場が二階にあるときは、外に荷物を置いておけば、飛び降りたときにクッションになって怪我をしないで済む」
という大山先生の教えを信じて敢行。
見事に骨折したそうです。
Tさんの武者修行の極めつけは、大山先生にならって、
熊を倒しに北海道に行ったことでしょう。
あるとき、北海道で熊が頻出しているという話を聞き、
一路北海道へ向かったTさんは、地元の人に聞いたそうです。
「どこに行ったら熊に会えますか?」と。
即座に警察に通報されたそうです。
警察に連れて行かれたTさんは、警察官に
「おまえ、いっぺん動物園で熊を見て来い」
と言われました。
そして、Tさんは素直に動物園に行き、熊を見て悟ったのです。
「熊には勝てない」と。
Tさんによると、熊に対して、
目潰しを仕掛け、ひるんだ隙に関節技で仕留める
つもりだったらしいのですが、
熊には関節技が効きそうにない、
ということをそこで理解したようです。
僕はフィクションを実践しようとしたTさんを尊敬しています。
Tさんという方なのですが、
元格闘家で、今は声優兼ライター、ついでに山ごもりのインストラクターもやっている、というわけのわからない人物です。
Tさんは学生時代に空手バカ一代の影響を受け、
「格闘家は山ごもりをしなければならない!」
と考え、本当に山にこもったそうです。
しかし、ここで問題が……
実はTさん自身は
空手家ではなく、サブミッション系(組み技主体)の人、
山にこもっても、することがありません。
仕方なく腹筋や腕立て伏せをやっていたそうですが、
食料を持ってこなかったので、お腹がへって仕方がない。
結局、食料探しに明け暮れることになってしまたそうです。
で、あるとき、罠を仕掛けてウサギを獲ったのですが、
どうやって調理をしていいのかが、わからない。
とりあえず、首を切ってみたところ、
血が噴き出してスプラッタ。
絶叫をあげて、ウサギの生首を放り出し、
翌日山を降りてしまったそうです。
しかし、懲りないTさんは、
その後も何度も山にこもったそうです。
Tさん曰く、
「山にいるとですねぇ、本当に誰とも会わないから、
頭が変になるんですよ。
で、思わず奇声を発してしまって、
山の近所の人から通報がいって、何度か警察のご厄介になりました』
とのこと。
また、Tさんは山ごもりだけでなく、
道場破りも敢行なさったそうです。
空手バカ一代のモデルとなった大山倍達の本を読み、
「道場破りをするときは、窓を開けておけば、いつでも逃げられる」
という教えを実践しようとしたそうです。
で、道場破りをしにいった先が大山倍達の開いた極真空手。
意味がわかりません。
「今日は良い天気ですねぇ」
と言って、ガラリと窓を開けたのはいいのですが、
「ほこりが入るから」
と窓を閉められてしまいました。
おかげで、逃走する際に窓を突き破ることになり、
その破片で全身血まみれになったそうです。
またあるときは、
「道場が二階にあるときは、外に荷物を置いておけば、飛び降りたときにクッションになって怪我をしないで済む」
という大山先生の教えを信じて敢行。
見事に骨折したそうです。
Tさんの武者修行の極めつけは、大山先生にならって、
熊を倒しに北海道に行ったことでしょう。
あるとき、北海道で熊が頻出しているという話を聞き、
一路北海道へ向かったTさんは、地元の人に聞いたそうです。
「どこに行ったら熊に会えますか?」と。
即座に警察に通報されたそうです。
警察に連れて行かれたTさんは、警察官に
「おまえ、いっぺん動物園で熊を見て来い」
と言われました。
そして、Tさんは素直に動物園に行き、熊を見て悟ったのです。
「熊には勝てない」と。
Tさんによると、熊に対して、
目潰しを仕掛け、ひるんだ隙に関節技で仕留める
つもりだったらしいのですが、
熊には関節技が効きそうにない、
ということをそこで理解したようです。
僕はフィクションを実践しようとしたTさんを尊敬しています。
イリヤの空、UFOの夏
2005年2月9日 読書
まあ、いかにもアレそうな小説ですが、これがなかなか面白い。
端的に説明するとですね、
この作品はエヴァなんです。
TV版エヴァンゲリオンの最終回にちょっと出てきた、
明るい綾波レイが登場するアレの世界なんですよ。
もちろん、著者はそんなもん意識していないとは思うんですが、
主人公をシンジに、ヒロインをレイに置き換えれば、
そんな風に見えてくるのです。
ストーリーをざっと説明すると、
何のとりえもない主人公の前に突然現れたイリヤは、実は人類の運命を左右するような存在で、でも主人公はそんな重たい責任を負わされるイリヤがかわいそうで一緒に逃げてしまうんですが……
ってな感じです。基本は明るい学園コメディ。でも最終巻の4巻はかなりヘビー。
キャラクターもたっているし、文章もうまい。
仕事でこの手のライトノベルは結構読んでいるのですが、
その中でも際立っている作品です。
クソゲーとして名高い鋼鉄の女友達2号よりかは、よっぽどマシです。
エヴァのわけわかんないエンディングに取り残された人たちは、
この作品によって補完されるのですよ!
……この作品のエンディングに納得できるかどうかは別ですが。
端的に説明するとですね、
この作品はエヴァなんです。
TV版エヴァンゲリオンの最終回にちょっと出てきた、
明るい綾波レイが登場するアレの世界なんですよ。
もちろん、著者はそんなもん意識していないとは思うんですが、
主人公をシンジに、ヒロインをレイに置き換えれば、
そんな風に見えてくるのです。
ストーリーをざっと説明すると、
何のとりえもない主人公の前に突然現れたイリヤは、実は人類の運命を左右するような存在で、でも主人公はそんな重たい責任を負わされるイリヤがかわいそうで一緒に逃げてしまうんですが……
ってな感じです。基本は明るい学園コメディ。でも最終巻の4巻はかなりヘビー。
キャラクターもたっているし、文章もうまい。
仕事でこの手のライトノベルは結構読んでいるのですが、
その中でも際立っている作品です。
クソゲーとして名高い鋼鉄の女友達2号よりかは、よっぽどマシです。
エヴァのわけわかんないエンディングに取り残された人たちは、
この作品によって補完されるのですよ!
……この作品のエンディングに納得できるかどうかは別ですが。
っていうのが、あるんですよ僕には。
奥さんにも、そのお母さんにも不評なんですが、
こればっかりはやめられない。
で、そのトイレ本にふさわしい本というのがあります。
それは長編でなく短編であるということと、気軽に読めるということ。
先が読みたくなる、止まらなくなるような本を読んでは、いつまで経ってもトイレから出れなくなってしまいます。
また、用をたしながらシリアスな話なんて読みたくありません。
だから、短編で気楽なものがいいのです。
そのうってつけなのが、西原理恵子のマンガ。
中でも「できるかな」シリーズや「さいばら茸」シリーズは、その内容のほとんどが1ページか2ページで終わるようなマンガ形式のエッセイばかりなのです。
しかも、作者を始めとしたダメ人間たちのエピソードが満載されているので、面白いがくだらなく、「先を読まなきゃ!」という強迫観念に襲われることもない。
偽造パッキーカードを作るはずが、なぜかガイガーカウンター(放射能測定装置)を作ってしまい、その実験のための放射能漏れたてホヤホヤのもんじゅの取材。
ロボット相撲に参加するために、粒子を研究している大学院生にロボットを作らせ(工学系ではないので素人同然)、高須クリニックをスポンサーにつけて参戦するも、自分が操縦の練習をしてなかったから惨敗。
とか、本当にどうでもよくて面白い話が載っています。
マンガを読むと作者の西原理恵子はギャンブルで5000万以上負け、ヤク中アル中の旦那と結婚するようなダメ人間のように思えますが、どこか人生を見切っている感があり、時折哀愁を感じさせます。
人生なんて、人間なんて、おまえらが思っているほど大したもんじゃない。
もっと愚かで下品なものだ、と。
だから、自分のダメな姿を面白おかしく描けるのでしょう。
真面目な人が読む本じゃありませんが、僕は西原理恵子作品が好きです。
トイレで読む本として。
奥さんにも、そのお母さんにも不評なんですが、
こればっかりはやめられない。
で、そのトイレ本にふさわしい本というのがあります。
それは長編でなく短編であるということと、気軽に読めるということ。
先が読みたくなる、止まらなくなるような本を読んでは、いつまで経ってもトイレから出れなくなってしまいます。
また、用をたしながらシリアスな話なんて読みたくありません。
だから、短編で気楽なものがいいのです。
そのうってつけなのが、西原理恵子のマンガ。
中でも「できるかな」シリーズや「さいばら茸」シリーズは、その内容のほとんどが1ページか2ページで終わるようなマンガ形式のエッセイばかりなのです。
しかも、作者を始めとしたダメ人間たちのエピソードが満載されているので、面白いがくだらなく、「先を読まなきゃ!」という強迫観念に襲われることもない。
偽造パッキーカードを作るはずが、なぜかガイガーカウンター(放射能測定装置)を作ってしまい、その実験のための放射能漏れたてホヤホヤのもんじゅの取材。
ロボット相撲に参加するために、粒子を研究している大学院生にロボットを作らせ(工学系ではないので素人同然)、高須クリニックをスポンサーにつけて参戦するも、自分が操縦の練習をしてなかったから惨敗。
とか、本当にどうでもよくて面白い話が載っています。
マンガを読むと作者の西原理恵子はギャンブルで5000万以上負け、ヤク中アル中の旦那と結婚するようなダメ人間のように思えますが、どこか人生を見切っている感があり、時折哀愁を感じさせます。
人生なんて、人間なんて、おまえらが思っているほど大したもんじゃない。
もっと愚かで下品なものだ、と。
だから、自分のダメな姿を面白おかしく描けるのでしょう。
真面目な人が読む本じゃありませんが、僕は西原理恵子作品が好きです。
トイレで読む本として。
フルーツバスケットというのは「花とゆめ」というバリバリの少女マンガ雑誌に連載されているマンガでして、それを
なんで27歳妻子持ちの男が読んでいるのか
はさておき、16巻が最近出たのですよ。
フルーツバスケット、通称フルバはその涙あり笑いありのストーリー展開で人気を博し、アニメ化もされています。
僕も自分のサイトに届いた批評がきっかけで、6年ぐらい前から読んでいます。
これがかなり面白くて、電車の中(大体最初は電車の中で読む)で目を潤ませたり、思わずニヤリとしていたわけですよ。
20過ぎの男が少女マンガを読みながら、涙ぐんだり笑ったりする光景は、
さぞかし回りの乗客をひかせていたと思いますが。
で、まあ恥も外見もなく、今回も堂々と書店で購入し、電車の中で読んだわけです。そしてひとつ気づいたことがありました。
俺、この絵好きじゃない
……6年以上も読み続けて、今更その事実に気づくか。
なんていうんでしょう、最初は物語の面白さにそれほど気にならなかったんですが、最近話がどんどんシリアスになってきて、それに伴い、絵柄が気になりだしてきたわけです。
たとえて言うなら、
性格のとっても良い女性と6年ほど付き合った後、よくよく顔を見てみたら、
好みではなかった、と。
そんな感じでしょうか。
いやだって、この作者、髪型でしかキャラクター書き分けてないんですもの!
準主役キャラと同じクラスの生徒Aの区別がつかないんですよ!
16巻にもなると、登場キャラ多すぎて見分けつきませんよ!
他のキャラクターが名前を呼んで、はじめて気づいたりするし!
多分、この先フルバは新刊では買わないでしょう。
「彼氏彼女の事情」「っポイ!」に続き、新刊購読組から脱落しました。
少女マンガは最初コメディテンポなのに、話が重くなっていくから、だんだん読みたくなくなるんですよ。
残る少女マンガの新刊購読組は「ハチミツとクローバー」のみ。
なんで27歳妻子持ちの男が読んでいるのか
はさておき、16巻が最近出たのですよ。
フルーツバスケット、通称フルバはその涙あり笑いありのストーリー展開で人気を博し、アニメ化もされています。
僕も自分のサイトに届いた批評がきっかけで、6年ぐらい前から読んでいます。
これがかなり面白くて、電車の中(大体最初は電車の中で読む)で目を潤ませたり、思わずニヤリとしていたわけですよ。
20過ぎの男が少女マンガを読みながら、涙ぐんだり笑ったりする光景は、
さぞかし回りの乗客をひかせていたと思いますが。
で、まあ恥も外見もなく、今回も堂々と書店で購入し、電車の中で読んだわけです。そしてひとつ気づいたことがありました。
俺、この絵好きじゃない
……6年以上も読み続けて、今更その事実に気づくか。
なんていうんでしょう、最初は物語の面白さにそれほど気にならなかったんですが、最近話がどんどんシリアスになってきて、それに伴い、絵柄が気になりだしてきたわけです。
たとえて言うなら、
性格のとっても良い女性と6年ほど付き合った後、よくよく顔を見てみたら、
好みではなかった、と。
そんな感じでしょうか。
いやだって、この作者、髪型でしかキャラクター書き分けてないんですもの!
準主役キャラと同じクラスの生徒Aの区別がつかないんですよ!
16巻にもなると、登場キャラ多すぎて見分けつきませんよ!
他のキャラクターが名前を呼んで、はじめて気づいたりするし!
多分、この先フルバは新刊では買わないでしょう。
「彼氏彼女の事情」「っポイ!」に続き、新刊購読組から脱落しました。
少女マンガは最初コメディテンポなのに、話が重くなっていくから、だんだん読みたくなくなるんですよ。
残る少女マンガの新刊購読組は「ハチミツとクローバー」のみ。
何を間違ったか、アニメ化までされてしまったアフタヌーンのマンガです。
会社の人から
「TKにぴったりのマンガだよ」
と言われて、購入しました。
内容は、何の特技もないオタクが、特に目的を持たない大学のオタクサークルに入って、オタクライフを送る話で、
僕にぴったりというより、
僕の大学生活とオーバーラップしました。
で、1巻を買って読んで、面白いというより、自分の痛い過去が頭をよぎり、2巻以降は買ってませんでした。
しかし、
「アニメ化もされたし、ひょっとしたら2巻以降面白くなってるかもしれない!」
という謎の電波をキャッチし、2〜5巻を古本屋でゲット。
もちろん、内容は変わっていませんでした。再び痛い過去を思い出しつつ、
「なんで、こんなマンガがアニメ化されたんだろう?」
と、日々の生活を送っていると、
ある日奥さんが、
「げんしけん、売ってきてよ」
と言い出しました。
「僕のマンガなのに、なぜ奥さんに処分の決定権が?」
という基本的なことはさておき、その理由を聞いてみると、
奥さんは僕の『げんしけん』を全巻読んだらしく、
「このマンガの登場人物たち、気持ち悪い」
と思ったそうです。
くり返しますが、『げんしけん』の話は、僕の大学生活に似ています。
ある意味、「登場人物=僕」な部分があるわけです。
なんで奥さんは僕と結婚したのでしょうか?
付き合う前から、僕の趣味については、すべて知っていたはずなのに……。
そんな疑問は、もちろん口に出さず、苦笑いを浮かべて誤魔化し、未だに『げんしけん』は家にあります。
なんだか売ったら「負け」な気がするので。
そういえば、この前たまたまやっていた『ガンダムSEED DESTINY』を見ようとしたら、
「もうそんなものから卒業してよ」
と奥さんに怒られました。
「オタクがオタクをやめる」のは「犬が犬をやめる」ぐらい無理があるらしいのですが、僕は強制的に卒業させられそうです。
会社の人から
「TKにぴったりのマンガだよ」
と言われて、購入しました。
内容は、何の特技もないオタクが、特に目的を持たない大学のオタクサークルに入って、オタクライフを送る話で、
僕にぴったりというより、
僕の大学生活とオーバーラップしました。
で、1巻を買って読んで、面白いというより、自分の痛い過去が頭をよぎり、2巻以降は買ってませんでした。
しかし、
「アニメ化もされたし、ひょっとしたら2巻以降面白くなってるかもしれない!」
という謎の電波をキャッチし、2〜5巻を古本屋でゲット。
もちろん、内容は変わっていませんでした。再び痛い過去を思い出しつつ、
「なんで、こんなマンガがアニメ化されたんだろう?」
と、日々の生活を送っていると、
ある日奥さんが、
「げんしけん、売ってきてよ」
と言い出しました。
「僕のマンガなのに、なぜ奥さんに処分の決定権が?」
という基本的なことはさておき、その理由を聞いてみると、
奥さんは僕の『げんしけん』を全巻読んだらしく、
「このマンガの登場人物たち、気持ち悪い」
と思ったそうです。
くり返しますが、『げんしけん』の話は、僕の大学生活に似ています。
ある意味、「登場人物=僕」な部分があるわけです。
なんで奥さんは僕と結婚したのでしょうか?
付き合う前から、僕の趣味については、すべて知っていたはずなのに……。
そんな疑問は、もちろん口に出さず、苦笑いを浮かべて誤魔化し、未だに『げんしけん』は家にあります。
なんだか売ったら「負け」な気がするので。
そういえば、この前たまたまやっていた『ガンダムSEED DESTINY』を見ようとしたら、
「もうそんなものから卒業してよ」
と奥さんに怒られました。
「オタクがオタクをやめる」のは「犬が犬をやめる」ぐらい無理があるらしいのですが、僕は強制的に卒業させられそうです。